鳥取相続遺言相談センターの
相続手続きに関する相談事例
鳥取の方より遺産相続に関するご相談
2025年06月03日
父の遺産相続で必要になる戸籍はどの戸籍ですか?行政書士の先生教えてください。(鳥取)
鳥取でひとり暮らしをしていた父が亡くなりました。母は5年前に他界しており、私には兄弟、姉妹はいないため相続人は私のみになります。先日、遺産相続の手続きのため、父の銀行の口座がある鳥取市内の某銀行へ行きました。私は予め用意していた父の死亡が分かる戸籍と自分の現在戸籍を銀行に提出したところ、戸籍が不十分と言われ手続きができませんでした。遺産相続の手続きに必要な戸籍はどれを用意したらよいのでしょうか。また、取り寄せ方法についても教えてください。(鳥取)
遺産相続の手続きをするには被相続人の出生から死亡までの戸籍と相続人全員の現在戸籍が必要になります。
遺産相続では手続きをする際に、相続人であることを第三者に証明するために以下の戸籍が必要になります。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
被相続人の出生から死亡までの戸籍では、被相続人の出生(誰と誰の間の子か)、兄弟、結婚、子供、死亡についてすべて記録されています。この戸籍によって、両親はだれか、配偶者はいるか、子供はいるか、兄弟はいるのかが分かるため、相続人が誰になるのか確認することができます。被相続人に、ご相談者様以外に認知している子どもや養子がいた場合には、この戸籍から確認することができ、いる場合にはその人も相続人になります。
被相続人の出生から死亡までの戸籍は一か所の市区町村窓口で全て取り寄せることができます。以前は本籍地での請求だったため、過去に戸籍があった市区町村に請求する必要がありましたが、 2024年3月1日より戸籍法の一部が改正され、戸籍の広域交付が開始されたことで一か所で全て戸籍が揃います。ただし、広域交付の制度を利用できるのは本人、配偶者、子、父母などに限られます。兄弟姉妹、代理人は利用することができません。
戸籍の種類はいくつかあり、初めて出生から死亡までの戸籍を取り寄せる方にとっては混乱なさるかもしれません。遺産相続では戸籍の収集のみならず、多くの手続きがあります。時間を要するものや期限がある手続き、専門的な知識が必要な手続きなど、初めて相続を経験する方にとっては負担が大きいかと思います。ご自身での相続手続きが不安な方は早めに遺産相続の専門家にご相談されることをおすすめいたします。
鳥取で遺産相続のご相談なら 鳥取相続遺言相談センター にお気軽にお問い合わせください。 鳥取相続遺言相談センター では相続の専門家が鳥取の皆さまの相続手続きを親身にサポートいたします。 鳥取相続遺言相談センターでは相続の専門家による初回完全無料相談を実施しておりますので、お気軽にご利用ください。